ニュース一覧

人権を語り合う中学生交流集会+’22の参加大募集

 今年の人権を語り合う中学生交流集会のポスターと大会要項が仕上がってきました。要項はこちら

 また2022年度から、中学生を中心にしながら、中学生だけではなく、あらゆる校種や立場の参加を可能にするため、「+(プラス)」を付記することとしました!

 

キャッチフレーズ

「笑顔の渦で 優しい世界を描け!! ~輝かしい未来に向かって~」

日 時 2022年7月24日(日) 9:30受付 10:00~16:10
場 所 鳴門市人権福祉センター  徳島県鳴門市大麻町三俣字前野18番地

    ℡088-689-2090

午前は本会OB・OGの二人による講演と全体会。

午後は中学生による人権意見発表と全体会。

 

 大人の方は、運営協力金として参加費一人1,500円を受付にてお支払いください。後日報告書を送らせていただきます。
 参加ご希望の方は、別添の参加申込書を7月15日(金)までに、事務局までメールまたはFAXをご送付ください。

2022年07月01日

鳴門市人権地域フォーラム2022が開催されます

 8月19日、昨年と同じ「なるちゃんホール」で、鳴門人権フォーラムが開催されます。

 昨年もフレッシュな若者の語りに心洗われたのですが、今年も現役大学生に登壇してもらいます。ずっと中学生集会に関わってくれた若者です。

 本当に不思議だなぁと思うのですが、あの会がなければ、私と彼女は知り合うことはありませんでした。立場も学校も年齢だって違うわけですから。それがまるで、当たり前のように、いま、ここにいます。

 それに、勤務先が変わっても、ずっと中学生集会に関わってくれる先生。その熱はどこから? 昨年登壇したハナちゃんの語りに登場した先生です。

 人のつながりって、何なんでしょう。

 利害を超えたところに、私たちは立っているように感じます。そんな場に、みなさんも来てみませんか。ぜひぜひ、来て語らいましょう。

2022年06月28日

「語るかたるトーク」2022年6月号

 国連NGO横浜国際人権センターでは、毎月「語るかたるトーク」という月刊誌を発刊し、人権啓発を行っています。

 月刊誌には、杉藤会長やハンセン病訴訟原告団長の林力氏、また全国各ブランチからの報告や、国連からの情報が掲載されています。

 うずしおブランチからも、毎月寄稿を重ね、人権啓発活動に役立ててもらっています。

 その寄稿したバックナンバーのすべてをここに記録しました。そして、これからも毎月の最新号をアップしていきます。

 どうぞご覧ください。 こちら

 

 定期購読をご希望の方はご連絡ください。

2022年06月25日

広島・福山・豊島の旅

 先日、私吉成と、森口の両名で、広島から福山、香川県豊島を巡るたびに出てきました。

 「差別・被差別を超える人権教育」を書かれた、原田彰先生にお会いするためです。

 「差別・被差別を超える人権教育」は、板野中学校で取り組まれた全体学習の授業記録をもとに、差別・被差別を超えた仲間づくりはいかにして為されていったのかを分析的に記した研究書です。

 私たちも、この一冊から、あの時の取り組みを俯瞰的に考察することができました。そんな原田先生には感謝するばかりです。

 写真の通り、顔の色つやも良く、まだまだお元気そうな様子でした。これからも様々な面からご示唆いただけることを楽しみにしています。

 原田先生との短時間の面会のあと向かったのは、福山市にある、「八ツ塚実資料館」。といっても、八ツ塚先生のご自宅を資料館にしているので、公には知られていない穴場です。

 駐車場の2階・3階には、「倉庫」でもあるかのように、所狭しと数々の教材・教具が並べられていました。これはもう、凄まじいとしか言いようがありません。

 数々の記録。生徒が書いた記録。

 動物の骨格標本や、マンモスの歯の化石、鯨の脊椎骨。

 本物の「圧倒的な力」に出会わせることの大切さ。

 玩具を玩具としてだけ見るのではなく、その奥にある凄さを感じとらせる工夫。

 壁に掛けられた、訴えかける言葉、親へのメッセージ、私たち教師へのメッセージ。

 そして、学級づくりを進めていくうえで、指導者として肝に銘じておかなければならない、表現力、企画力、演出力。

 言われて、「確かに」と頷いてしまいます。確かに知らず知らずのうちに、腐心し、注力してきたことでした。

 子どもの目を、心を釘付けにしてしまう、本物教材の提示。そのプレゼン力。常に自分に問い続けてきたことでした。また、惹きつけられる子どもたちのまなざしに、こちらも本気になったものでした。

 

 数多くのスクラップブック。

 そこには、平和学習、ヒロシマ、原爆に関するもの、隣県の渋染一揆に関するもの、また漫画に見る人権についてまで、ジャンルを問わず、子どもたちの身近にある人権についても資料化されていました。

 そして、「アッと笑い、ドッと笑い」に象徴される、いじめ問題について深く考察していた跡も。

 スクラップブックには他にも、食肉に関することなど、本当に教材の宝庫でした。

 なかでも私が惹きつけられたのは、「『たった一人で』でもやれるか」のページ。これは本当に大切。差別問題、人権問題を考えるとき、私が何度も行き着いた問いでした。いじめ問題だってそうです。仲間は大切で、必要で、仲間をつくる力は大切ですが、どこかで、「たった一人でもやる」覚悟がないと、本当の仲間はつくれないように感じてきました。その覚悟について考えることはすごく大事なことです。

 他にも、「君は何を宝物にしますか」という問いかけも、深く考えさせたい授業です。

 福山をあとにして向かった先は、宇野港から船に乗った先、小豆島の西にある小さな島。豊島。

 かつて、産業廃棄物不法投棄事件で全国的に話題になった島です。

 昨年1年間、何度も訪れ、取材をし、小説「光跡 #ボクらの島」に描いた島です。民泊植松にお邪魔するのは今回で2回目。ずっと話を聞かせていただいている石井さんとは、初めて一献できる機会となりました。

 本当は料理の画像をあげたかったのですが、気がつけば食べちゃってました。wwww

 けど、本当に美味しい手作り料理でした。お店で食べるのでなく、ホテルで飲むのでもない、気が許せる家で「家呑み」でもしているかのような、ゴロンと横にでもなってしまいそうな宴でした。

 翌朝、山からの鳥の鳴き声で、気分良く目覚めました。

 朝から美味しい食事をいただき、(またしても写真撮るの忘れた)そのあとは、「豊島自然の家」の見学をさせていただきました。もとは小学校だったものを、宿泊できるように再生したのだそうです。

 炊事場に、大きな和室、二段ベッドに、野外BBQ。

 その昔はどこの学校にでもあった、宿泊訓練や、一泊研修。新型コロナの影響で修学旅行すら短縮されたり、なくなったり。野外炊飯やキャンプファイヤー。そんなことが、いつかここに来てできたらなーと、思います。差別や人権、自分たちのことについて、じっくり語り合えたらなーと、思います。

 いつかみなさん、どうですか???

 こんな旅をしてきました。

 そしてつくづく思うのは、人と会うことの大切さ。新型コロナの影響で、本当にこの2年、外の人と、見知らぬ人と、出会い話す機会を失いました。

 今回のような機会があって、あっ、そういやこんな感覚だった!と思い出します。そして、人と出会い、話すことの大切さにあらためて気づかされます。当たり前だと思っていたことは当たり前ではなく、すごく貴重な場だったことに気づかされます。

 リスタートできる日も近いかもしれません。そのときはみなさん、、、よろしく。

2022年06月12日

賞をいただきました!(第48回部落解放文学賞)

 昨夜家に帰ると、実行委員会からの封筒が届いてました。開けてみると、正式な授賞のお知らせが。

 何編、何十編、何百編の中から一次選考に選んでいただき、最終選考の結果、賞をいただけて、本当にありがたいことです。

 でも、作品として読んでいただける機会がないことは、どうにかならないものか、目下思案中です。

 本作品「光跡 #ボクらの島の」は、前作「ナツノオト」主人公の渚のその後のストーリーでもあります。

 渚のその後、どんな出会いがあったのか、どんなあゆみがあったのか、多くの方に伝えられればと願います。

 またいつか、読んでみてください。

 7月16日の授賞式の様子については、またご報告させていただきます。

2022年06月01日

八万中学校1年生学年全体人権学習(5月17日)報告

 4月入学。GWをはさみ、そして約1ヶ月。

 できるだけ早い時期にと、5月17日、念願の、1年生による学年全体の人権学習を開くことができました。テーマは、「自分を語る」。なぜ、自分を語る必要があるのか。自分を語ることなくして、人を知ることはない。互いを知り合うことなくして、認め合うこともない。認め合うことなくして、真の仲間づくりにはなり得ない。仲間づくりが人権学習の基本であることを考えれば、これは避けて通れない大切な道であることを、全体に話しました。

 2年前の「人権を語り合う中学生交流集会」のダイジェスト映像を全体で視聴します。そこには、コロナ差別、臓器提供、見ため差別について、「自分を語る」中学生の姿がありました。

 その姿と、自分を重ねるように、全体学習は始まっていきました。

1.中学生になって約1ヶ月。入学する前は、どんな気持ちでいましたか。入学してから1ヶ月は、どんな気持ちで過ごしてきましたか。

「中学校に入学する前は、中学校楽しみだなってワクワクしていたんですが、入学して1週間ぐらいは緊張して不安でいっぱいだったんです。なぜなら仲のいい友達が一人も、一人もっていうわけじゃないですけど少ないし、新しい環境に慣れてなかったので。だけど仲が良くなくても話しかけてくれるクラスメイトとかたくさんいたし、だんだん仲良くなって楽しくなってきて、それからは中学校に来るのが楽しくなってきて嬉しかったです。それがこれからも続いていったらって思います。」

「最初の入学前は八万小学校の中で、八万南の人は怖い人ばかりっていう噂がたっていたので、八万南の人はどんな人がいるんだろうと少し不安に思うことがありましたが、でも今はクラスの中でもたくさん友達ができていてすごく楽しい1年間になりそうだなとすごくワクワクしています。」

「入学する前は他の学校の人たちと交ざって学習することにとても不安を感じていました。いじめられたらどうしようや、きっと他の学校の人は怖いと思っていたからです。入学してからは分からないことを教えてもらったり、話しかけたりしてくれて、とてもやさしいと感じました。入学前に思っていたことは思い込みだったということに気がつきました。」

「入学する前はワクワクドキドキする気持ちで、どんな子がいるのかな、新しい友達はできるのかなと、期待と不安を背負っていました。でも入学して他の学校だった子はすごくやさしいし、いっぱい話しかけてくれたり元気よくあいさつをしてくれたりしました。友達できるかなと不安に思っていたけど新しい友達がたくさんできて今は楽しい学校生活が送れています。でもまだあまり話せていない子もいるので話したいなと思っているし、今の友達とももっと仲良くなりたいなと思って、いま学校生活を送っています。」

 思い込みで決めつけていた1年生の姿がありました。やはり出会うこと、つながること、直接関わることだと思います。知らないことは、差別や偏見につながる可能性があるからです。そのことを生徒の発言から実感する時間となりました。

2.あなたのこれまでの人権についての学びを教えてください。これまでに小学校や家庭,ネットやテレビ、本などから、どんな学びをしてきましたか。また、そのことについてどう思いましたか。

「水俣病について調べたりしてタブレットで調べたりして実際に水俣病に罹った人のことを聞いたりして、やっぱり環境問題から始まってるんだなと思いました。水俣病は水銀で病気に罹ってしまうので、工業から魚から人間ていう流れになっていると聞いたことがありました。工業廃水は体にとっても悪く、後遺症になることが分かりました。」

「小学校の6年生は力を入れて部落差別を主に学んできました。今まで部落差別については知らず、歴史を学習したところにいました。授業をしてからは本などで、部落差別について読んでみたり、なくしていく発言や行動をしようと思いました。」

「僕は小学校で、コロナやハンセン病について学びました。コロナやハンセン病の差別はよく似ていて、隔離をしたり、あの家の親はハンセン病に罹ってるからその子と遊ばれんとか、そういう差別があるので、僕はダメだなと思いました。」

「小学校の時、コロナ差別やカカオ豆の児童労働、部落差別などを習って、とても心が締めつけられました。なぜ差別が起こるのか、それをどのようにして解決すればいいのか、僕はいつも人権の勉強が終わったときに考えます。」

「僕は小学校では部落差別や男女差別、原子爆弾、神風特攻隊についてのいろいろな授業がありました。特に僕は原爆は何万人、何十万人も亡くなっていて、決して忘れてはいけないと思いました。」

「小学校の授業では、差別、上下関係などのことを学んできました。でも小学校で習ったような内容ではまだまだ差別やいじめはなくならないと思いました。なぜなら真剣に考えている人もいれば全然考えない人もいるからです。それとまとめながらで書いた文章が自分一人では絶対にできない大きなことを書いている人がいるからです。なので小さいことでもいいので、自分自身ができること、身近なことを少しずつ実行していこうと思いました。」

「小学校5・6年で水俣病の差別や部落差別、男女差別などについて習ってきました。私は差別はいけないと知っているからできるだけ差別をしたくないですけど、差別をしたがわになってみると、差別をしてしまうかもしれないなと思います。例えば水俣病の患者の家族から手で釣り銭をもらわなかったり、バスの中で避けたりしたこと。これは近づいたら移るかもしれないと思い込み、知らなかったから行動したと思います。差別した人も、自分の家族は水俣病になりたくないと思って守るためにしたかもしれないから、差別や人権について正しい情報を知りたいなと思います。」

「私はこれまで部落差別やいじめ。コロナ差別などいろいろなことを学びました。そこから思ったことは、いろんな人がいて知っていくなかで、その人の短所が見えてくることもあるけど、それも受け入れて、長所をどんどん見つけていく方が、楽しいし友達も増えていって自分の考えも深めれるということです。」

「人権について学んだことは、人間とは互いに思いやって支え合うはずの生き物なのに、世の中には昔から今まで長く続く差別や人権があることを学びました。そしてその差別は人が人を苦しめる絶対にあってはならないものだと学びました。それをなくすためには差別と闘う行動をすることが一番大切です。家族やテレビから差別について聞き、身のまわりのすぐ近くに差別はあって、実際に町で差別と闘う横断幕を見たりして、差別はすぐ近くにあって、今も少しずつの小さいことが大事だと考えました。」

「私が小学校で学んだ差別とかは、女性や人種、病気の差別について学びました。私が学んで思ったことは、最初は自分には身近なことではなくあまり関係はないと思っていたけれど、ニュースを見たり、ネットや本とかで調べてみると意外と身近によくあることで、日本のとか世界でも差別をする人はたくさんいるんだなと思いました。」

 水俣病の問題も含め、百人の被害者がいれば百人の現実があります。大切なのは、一人一人の思いをていねいにくみ取ること。学習を進めれば、分かったようなつもりになっていても、実は分かってなかったということに気づきます。ハンセン病回復者キムさんの、「正しく知って正しく行動すること」を実践に移せば、コロナ差別も起こらなかったのではと思います。

3.人権を考えるうえで大切なことは,身近な出来事です。勝手な「決めつけ」や「押しつけ」、「思い込み」で、人に嫌な思いをさせてきたり、させられてきたことはありませんか。人権侵害(差別やいじめ)を身近に感じたことはありませんか。

「4年の頃、牛乳が飲めず、給食を完食をしたら花丸が5個つくので飲め飲めと言われましたが、しかし飲めませんでした。だから鬼ごっこやドッヂボールで仲間はずれにされてとても悲しい思いをしました。」

「私は小学校のときに家の用事で学校を何日か休んでいたときがあって、そのときに学校で友達に私がコロナに罹ったんじゃないかって噂をされてとてもしんどい思いをしました。なのでこの思いを知っているからこそ、そういう決めつけはしない方がいいなってあらためて思いました。」

「私が身近に感じた人権侵害とかは、小学校低学年のときやけど、外に行ってドッヂボールとかをみんなでしよったら、お前が弱いから負けたとか、お前ざこやから他のチームに行ってってみたいな感じで他の人が言っていて、それって差別とかじゃないんかなと思いました。」

「私が小さいときに、少し嫌な気持ちを持ったことがあります。私が何か友達との大切な約束を破ってしまい、相手を怒らせてしまいました。何度か謝りましたが、その次の日から少しの間、相手の子が他の友達にコソコソと私のことが嫌いといったようなことを言っていました。そのときの経験があるからこそ私は人権問題に真剣に向き合っていこうと思いました。」

 相手の立場に立って、というけれど、それができない一面が人間にはあります。しかし、本当に相手の立場に立って考え、人をのけ者にしない素晴らしい一面も人間にはあります。自分がどう考え、何を選ぶかです。人は間違いに陥ってしまう弱さを持っています。だからこそ、もっと学んでいかなければならないのではないでしょうか。

4.目前に中間テストや体育祭を控えていますが、あなたはこの学年をどんな学年にしていきたいですか。この1年、あなたはどんな人間をめざしますか。

「私はこの1年間や中学校3年間を通して、何か絡まれることがあったりしても、仕返しをしたり、裏で暴言を吐かない人間を目指したいです。そしてどんな学年にしていきたいかというと、みんながみんなのために優しいことで笑っていける学年、クラスにしていきたいです。体育祭などもみんなで仲良く協力してやっていきたいし、勉強などで分からないことがあったら、分かる人と協力して効率よく勉強して、みんなと仲良くしていきたいです。」

「私はこの学年を、誰も悪口を言わない学年にしたいです。悪口を言わないってことは誰でもできると思うので、まずその悪口を言わないっていうところから始めたいと思います。そしてこの1年間人から尊敬される人間になりたいです。尊敬されるっていうのはすごいことをやるっていうことじゃなくて、いつも当たり前にできていることを毎日当たり前にやるっていうことだと思うので、毎日そういうことを続けていきたいと思います。」

「私はテストや体育祭を機に、みんなで協力していじめや差別のないようにしていきたいです。○○さんは勉強ができないから一緒に勉強をしたくないや、○○さんは運動ができないから負けたなどの悪口を絶対言わないようにしていけるような学年にしていきたいです。また私は人権の問題についてもっと知っていって、みんなに優しくできるような、そして仲良くできるような人間になりたいと思いました。」

「この金曜日に体育祭の練習が始まっていくと思います。その中で運動が苦手な子、得意な子がいると思います。しかしその苦手な子、得意な子を分けて差別するのではなく、今日こうやって人権について考えて話し合った仲間なので、みんなで協力し笑い合っていける学年で、体育祭を楽しんでいきたいと思います。」

「僕はこの学年を助け合い、協力し合う学年にしていきたいです。この目標は初めは身近な人から、そして最終的に学年全体に広げていきたいです。そして僕はこの目標を果たすために、自分自身が助け合い協力し合えるような人間になれるようにしていきたいです。」

 最後に私から、昔体育祭の全員リレーで起こったハプニングについて話をさせてもらいました。真剣に聴き入る1年生のまなざしは、真剣そのものでした。

 今回、たくさんの1年生が自ら手を挙げ、緊張のなかマイクを握りしめ、自分の言葉で自分の思いを語ってくれました。なかには、もうすでに原稿なしで思いを述べ始めた子もいました。手を挙げられずに悔しい思いをした人もいたでしょう。この続きは、また次の機会として、この学習を積み重ねていこうと思います。

 こうやって自分を表現することを積み重ねていった中学生が、3年後にどのような成長を果たすのか、あらためて見てみたいと強く思いました。教育のめざす道しるべをどう描くか。それによって、育つ子どもの姿は、まったく違ったものになるのだと思います。 みなさん、大変よくがんばりました。

2022年05月17日

速報!部落解放文学賞一次選考

 第48回部落解放文学賞の第一次選考通過作品が、解放新聞紙上に発表されました。 その小説部門に、拙著「光跡 #ボクらの島の」がノミネートされました!

 

 前作「ナツノオト」の主人公、渚の新たな旅となります。

 瀬戸内で暮らす人びとや若者を舞台にした本作品。島に生きる人びとの切なくも勇気ある生き様を感じとっていただければと思います。

 

 最終選考の発表は5月中旬を予定しています。どうなるか分かりませんが、いつか皆さんにも読んでいただけるといいなと思います。

2022年03月23日

2021鳴門市人権地域フォーラム全記録公開!

 夏開催を予定していた鳴門人権地域フォーラムが11月19日に変更され、「なるちゃんホール」で開催されました。その全記録です。 こちら(全24ページ)
 初めにコーディネーターの森口先生から、毎年開かれている人権を語り合う中学生交流集会が紹介され、今年、そのなかで人権作文発表をした中学生二人についての紹介がありました。

 一つは、今も家庭に残る、「聞き合わせ」という部落差別意識についての「部落差別について」。
 もう一つは、学校で学んだ丸岡忠雄さんの詩「ふるさと」を通して、初めて知った祖父の足跡を描いた「想いを受け継いで」。

 つづいて、若いパネリスト二人からそれぞれの思いが語られます。

参加してきた同和対象地区学習会への思い
 人権を語り合う中学生交流集会との出会い
  無知の怖さ
   いま、若い当事者が語る本音の思い
    親としての幼い我が子への思い

人間関係をつくる力はいつつくられたのか
 全体学習で自分のベースがつくられた
  部落差別、知らずに過ごせるわけがない
   友人や祖父から聞かされた部落差別意識
    言葉のキャッチボールがつくられた中高生時代


 今も残る生々しい部落差別の現実。

 そのなかでどうしていけばいいのか、どんな社会をめざせばいいのか、自分はどう生きてきたのかを語り合う貴重な時間となりました。

 当日参加した方の感想です。

「一人ひとりの思い、考え、体験を飾らない言葉で、生の声で聞くことができ、その思いの熱を感じることができた。
 一人ひとり考え方もあるが、それを伝え合い語り合うことから始めることが大切と感じた。
 自分の人権に対する考えを深めるため、改めて考える機会として、今後もぜひ参加したい。」
30代女性北島町

 やはり「熱」なんだろうなと思います。若いパネリストの生きた言葉が、参会者の胸に響いたのだと思います。

「もうじき71歳。
 久しぶりにこんな場に参加できて、自分も差別の勉強をして、そのことを思い出し、涙がにじみました。昔も今も、部落問題抜きに人権は語れません。
 神様がひとつだけ「のぞみ」をかなえてくれるなら、中学生になって、森口先生や吉成先生の授業を受けたいです。
 部落問題を勉強できて、最高の幸せと感じている人間です。
 今日はありがとうございました。参加できてしあわせです!!
 森口先生や吉成先生のような先生が何人もいたら、本物の人権学習が進んでいくと思います。」
70代女性徳島市

 こんなふうに言ってもらえて、グッときました。71歳なんて、大先輩です。恐れ多いです。私もまだまだこれからです。

【内容は満足のいくものでしたか】
 「大変満足した。真剣な雰囲気が良かった。」
【人権問題についての理解は深まりましたか】
 「大変深まった。参加者がすっと入れるようなフォーラムであったから。」
【今後も参加したいと思いますか】
 「ぜひ参加したい。もう一度、新たに学習したい。コーディネーター、パネリストの連携が良かった。自分でできる人権教育とは何か?いつも忘れてはならないと思う。」
70代男性鳴門市

 70代であるにもかかわらず、「もう一度、新たに学習したい」と思えるすごさ。脱帽です。世の中にはすごい人がいるものです。私もまだまだこれからです。

 こんなフォーラムの記録をアップしました。どうぞご覧になってください。こちら(全24ページ)

2022年03月20日

「人権を語り合う中学生交流集会2021」報告書完成!

「人権を語り合う中学生交流集会2021」報告書が、この度完成しました。

尊重しあい 尊敬しあい 手を取りあい ~こんな世界に僕は生きる~

 2021年7月25日(土)お昼から、鳴門市人権福祉センターで開催された2021年度の中学生集会。

 県内8校だけに規模を縮小した今回。中学生36人を含む67人の参加で、部落問題、ハンセン病問題、性的マイノリティ問題についての意見発表が中学生から行われ、それをもとにした様々な意見交換がされました。

 初代実行委員長や、OG、高校生からの意見もあり、中学生の意識も高まったように思います。

 今年は新型コロナの影響で4回予定されていた実行委員会も2回に短縮され、中学生自身の交流がなかなか望めない状況のなかの、中学生の頑張りでした。

 そんな中学生の生の声を収めた「報告書」の完成です。

 関心のある方はご連絡ください。
 報告書の一部を こちら にアップしました。どうぞご覧ください。

2022年02月05日

シークレットプロジェクトの正体は…「ライフツーリズム」

 “ダークツーリズム”人類の「負の遺産」というワードに、何となく、ずーっと、違和感を持っていました。

 そうじゃないんだけどなーって。

 本当は、“ライフ”「生命」につながるバショじゃないのかなって。

 そこで、調べてみました。瀬戸内に広がる、“ライフ”につながるバショを。

それが、「ライフツーリズムSETOUCHI6」 です!

 瀬戸内に広がる、“ライフ”「生命」をテーマにしたコンテンツです。

 これからそんなバショを、旅していこうと思います。

 いろんな人と出会い、いろんなコトを知り、学び直しをしていこうと思います!

 地元の美味しい物も食べながら。(*^_^*)。

 皆さん、ご一緒にどうですか!?

 そして、人間を取り巻く自然や環境・歴史から、これからの新しいライフスタイルを考えていきませんか?

 これからまだまだ開拓し、拡げていけたらと思います。

 どうぞ、見てみてください!

2022年02月03日

2022年はじまるよ

 新年明けましておめでとうございます。
 本年もどうぞ、よろしくお願いします。

 

 今年のT-over人権教育研究所の活動計画ですが、相変わらず、
1.「人権を語り合う中学生交流集会」へのかかわり

ですが、今年こそは県外の中学生の参加や、前日交流会ができたらいいなと思います。

 それから、
2.「鳴門市人権地域フォーラム」へのかかわり

ですが、こちらも、若い力で、みんなが元気になれればと思います。

 また、
3.国連NGO横浜国際人権センター月刊誌「語るかたるトーク」への寄稿

も引き続きしていきますので、どうぞ皆さん、お読みください。

 あとは、何と言っても、

4.「みんなで語り合う人権学習」の実践と啓発

ですね。私たちの基本理念です。コロナ禍の中どこまでできるか分かりませんが、リアルなつながりによる、子どもたちの可能性の最大限の高まりを信じ、取り組んでいきたいと思います。またその取り組みを広げられる啓発活動ができればと思います。

 それと、
5.不定期の「遠足」「おとなのための人権を語り合うT-overの会」の実施

も、企画していきたいです。皆さんと、人権をテーマにした「遠足」でワイワイガヤガヤと楽しみたいし、「T-overの会」でリアルに人とつながることの大切さを確かめ合い、広げていきたいなと思います。

 最後に、
6.「シークレット・プロジェクト」の開発と推進

ですが、またしても思いつきで、「シークレット・プロジェクト」を考えています。どなたか一緒にご協力いただける方おいでませんか。これが実現すれば、相当面白いことになると思うのですが。

 

 おもしろそうなこと、楽しそうなことを、人権をベースにつながった多くの仲間と共に、分かち合える一年にできればと思っています。

 リーダーとして、またフォロワーとして、どうぞつながり続けてください。絡んできてください(笑)。

 本年も、どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m

2022年01月01日

月間道徳教育(明治図書)に掲載されました

明治図書からの依頼があり、今回は「GIGAスクール時代の情報モラル教育」のなかでも、「前向きに活用する時代でも…トラブル事例と対応法」について寄稿しました。

といっても、私が寄稿するので、あくまでもリアルな人と人とのつながりについてです。

よろしければご一読ください。  よ

2021年12月21日

滋賀からの視察研修

12月18・19日、滋賀県から視察研修を受けました。

 19日午前、主には、板野中学校で始まった全体学習(みんなで語り合う人権学習)についてお話ししました。

 とりわけ、全体学習黎明期の中学生がどのように言葉を発し始めたのか。

 差別・被差別、ともに、そこにどんな意味があったのか。

 その子たちが今、おとなになり、何を考え生きているのか。

 それだけで、あっという間の90分でした。

 その後、この学習がどう進化し、板野中学校を離れた今、どう変遷しているかまでは、言葉を尽くすことができませんでした。

 ただ、「語り合うことの意味」はお伝えできたかと思います。

 前日、18日午後は、徳島市内の阿波木偶箱回し保存会、辻本氏を訪れました。 徳島が世界に誇る、被差別部落の伝統文化「箱回し」。

 これは、来春、3月3日にグランドオープン予定の「人形のムラ」エントランスから舞台に入ったところです。

 あまりの本格的なつくりに、胸がワクワクしました。

 また、辻本さんの語りにワクワク。みなさんのあたたかいおもてなしにホクホク。みなさんにもぜひ訪れてほしい場所です。

 まだまだ未完成な館の内部です。

 人形たちが、楽しそうに出番を待っておしゃべりをしているかのようでした。

 ちなみに館、外観は何の変哲もない、普通の保育所のような建物。

 けど中身はすべて手作り!これは本当に、すごいことです。

 夜明け前夜、夜明け前の、ワクワクドキドキした気持ち。何かがここから始まる予感がしました。

 これからさらに忙しくなりそうですが、せっかくできる素晴らしいお手製の施設です。T-over人権教育研究所としても、豊島に行ったように、遠足第2弾として企画するのもいいかもしれませんね。何かご意見、ご要望ありましたら こちら へどうぞ。   よ

2021年12月19日

八万中学校3年生で学年全体人権学習をしました!

 コロナ禍のなか、なかなか6クラスが一堂に集まることができない日々が続きましたが、12月1日、ようやく学年全体人権学習ができました!

 中学校生活の人権学習を総括するような時間になりました。

テーマは4つ。

1.結婚差別、就職差別と学習してきましたが、どんな思いで学習してきましたか。

2.これまでの人権学習は、このあとどんな場面で生かされるでしょうか。あなたはどんなふうに生かしていきますか。

3.人権学習は誰のためにしているのでしょうか。みなさんにとって、人権学習とは何ですか。

4.周りの誰かに、人権学習の学びを生かしたメッセージを贈りましょう。

 特筆は、先生方それぞれが、部落差別への思い、人権学習への思いを語ったことでした。これは子どもたちの心を揺さぶりました。やはり、教師自らが己を語ることだと思わせられました。

 当日の生徒感想を載せた人権だより20~23号は こち からご覧になってください。

 

2021年12月13日

ビックリの再会!豊島第1回FWレポート

 「立入禁止」の向こう側、あらためて行ってきました。徳島から4人、香川から2人。合計6人で。

 ここはかつて、18mを超える高さの産業廃棄物91万トンが野積みにされていた場所。その廃棄物はいったいどこから運ばれてきたのか。誰が出したのか。そしてそれはどうなったのか。
 その壮絶な闘いの歴史を間断なく拝聴して約2時間。やっぱり中身の濃い学びの場になりました。やはり、みなさんに聴いてほしいです、石井節。
 お話をいただいたのは、この事件に中心的にずっと関わってこられた、元香川県議石井亨氏。中心人物の一人という当事者性もあって、「熱い」です。

 

 とにかくお天気がよくて良かったです。少し肌寒さがあり風もありましたが、雨がなかったことが幸いです。
 昼過ぎに小泉純一郎や中坊公平、安藤忠雄、加藤登紀子の碑の前で記念写真を撮って終わったのですが、その後も、昼食を食べてから、島の最高峰檀山の頂上を案内してくださったり、岡崎公園や豊島美術館、唐櫃の清水などを訪れたりしました。

 

 で、ビックリの再会について。これは本当に驚きであり、喜びでした。
 実は、石井氏に、若者の豊島弁についてご教示していただけるようお願いをしていたところ、地元の高校生を紹介していただきまして。その彼女と今回初対面したのですが、話をしているうちに、人権を語り合う中学生交流集会の話になりまして。すると、
「私、それ行ったことありますよ」と。
「えっ?!えーーーっ!いつ?どうして?」
 盛り上がるのなんの。
 話していくうちに少しずつ話がかみ合い、ほぐれていきました。
 にしても、覚えてくれていたこと、再会できたことの不思議な縁に、本当に嬉しい気持ちになれました。そんな子たちが、県内外問わず、間違いなくどこかにいるんですよね。そんなみなさんに会いたいなと思いました。

 

 今回参加した方々も一様に驚きの連続で、この国や自分たちの生き方について深く考えさせられていたようです。

 今回参加できなかった人もいるので、第2回を実施しようと思います。1回では十分に咀嚼できなかった方も含めて、またみんなで豊島を訪れ、熱い話を、美味しい食べ物を、島の癒やしや人のふれあいを、味わってもらえればと思います。

 豊島事件に興味のある方は、こちら をご覧ください。

 第2回に参加希望の方は、こちら にご連絡ください。   吉成

2021年11月27日

徳島新聞に掲載されました!

 T-over人権教育研究所として取り組んだ八万中学校での企画が、地元徳島新聞で掲載されました。

 身近に感じられなくなったとされる部落差別。でも感じる人には、確実に感じてしまう。そのことを中学生に伝えたくて企画しましたが、それは記者さんのアンテナにもしっかり届きました。

 今も、伝えたい思いを抱えている、どこかにいる仲間に、この記事が伝わればと思います。

 PDFファイルは こちら から。

2021年05月01日

社会科・最新刊ー江嶋修作先生の復刻版ー刊行!

image144

「社会科における人権学習 社会「同和」教育変革期 江嶋修作先生に学ぶ」

 徳島県中学校教育研究会社会部会人権教育委員会による、2020年度3月の最新刊。

 1985年に出版された「社会「同和」教育変革期」(江嶋修作編)の復刻版。35年以上も前に出された内容とは思えない、画期的で、明快な社会「同和」教育の永遠の指南書。今一度、手に取り熟読されることをおすすめしたい。

2021年03月07日

「のりこおかあさん」

image125

 ハンセン病問題の活動をされている、重要監房棟資料館の黒尾さんから「のりこおかあさん」という貴重な資料を数部いただきました。
 「東村山夢と希望プロジェクト」という任意団体が、多磨全生園で永らく自治会長をやられていた平沢保治さんの連れ合いさんの、範子さん(2020年ご逝去)にスポットをあてた冊子です。
 B5版33ページで文字も大きくルビもふられていて小学生でも十分読めるものです。
 いただきものですが、せっかくですので生きた活用ができればと思います。関心のある方はご連絡ください。

2021年02月20日