部落解放文学賞50周年記念式典

「部落解放文学賞50周年記念式典」の記事↑と、そのときの記念写真↓が送られてきました。
そのときの雰囲気を、どうぞご覧ください。

2024年7月27日(土)13時から、アートホテル大阪ベイタワー4階アートグランドボールルームにて、部落解放文学賞50周年記念式典が開催されました。
まずはオープニングとして、鶴橋農楽による「プンムル(風物)」が盛大に披露されました。
【鶴橋農楽】朝鮮半島で豊作の祭りや雨乞いの儀式で叩かれている打楽器4つを使い、歩きながら陣形を作り、さまざまなリズムの音を打ち鳴らします。鶴橋周辺の在日韓国朝鮮人3世、韓国人1世、日本人などの構成メンバーで、結婚式や地域のお祝い、お祭りで活動しています。

そのあと受賞された方々に、実行委員会代表である鎌田慧さんから表彰状が授与されました。
そして全受賞者お一人お一人から、受賞の言葉が述べられます。

そして今回は特別に50周年であることを記念して、パネルディスカッション「50年の軌跡 ~部落解放文学賞のこれから~」が開催されました。
選者の皆さんから、一言ずつスピーチをいただきました。
文字を獲得するとは、人間の尊厳を回復させるということ。この文学賞受賞に誇りを持ってほしい。人は何のために書くのか。逆に識字とは、記憶力のすばらしさであり、日常こそが驚きと発見の宝庫である。言葉とは分断と結びつけである。小説とは記憶ではなく、思い出。そこには、個人的現実、空想的現実、社会的現実という3つの現実が存在する。
難しくもあり、かつ専門的でありつつも、ほおー、と思わせられる貴重な学びのお話でした。

そして最後に、皆さんで記念撮影をして散会となりました。
同じこの場に居合わせた方々とお話をさせていただき、新しい情報を得、新鮮な気持ちになることができました。
やはり人と人は、直接的な出会いが大切で大きいと、実感しました。

今回の文学賞について、「受賞のことば」や「選評」、また入選5作品を載せた「第50回部落解放文学賞増刊号(1000円)」が発刊されます。
私にも10部いただけるということですので、関心のある方はご連絡ください。送らせていただきます。 こちら 私の作品「おかえり」は載っていません。
以上、表彰式の報告でした。