4期第14講「身近な戦争・徳島大空襲」
12月21日(日)13:30から徳島県立博物館で、定例講座第14講「徳島大空襲」を開催しました。
学芸員の松永さんから、館内の解説や講義がありました。今回も体験参加を含め5人の中高生と大人2人という寂しさでした。
まずは博物館内の見学です。5年前にリニューアルされたそうですが、そのときのコンセプトとして、「人権にこだわり、小さなこどもや障がい者がゆっくり見学・体験できるように」との思いがあったそうです。また展示の品目や数は以前の1.5倍に増やしたものの、スペースを活用し、団体で入っても混み合わないような設計にも工夫をしたそうです。
昔、ロープウェイ乗り場にあった頃とは全然違いますね。
また展示は、徳島にまつわる古代から近現代のものを中心に展示しているのですが、特に全国水平社や大空襲といった人権に関する展示は、公立の博物館では全国的にも珍しいとのことです。
このコーナーで少し時間をとって、松永学芸員さんから詳しく説明がありました。
徳島市中心部の空襲前と空襲後の航空写真が壁一面に大きく展示してあります。なぜ空からの写真があるのか。それは、アメリカ軍が爆撃の効果を調査するために撮られたものなのだそうです。
他にも、博物館に併設されている郷土の偉人、鳥居龍蔵記念館も見学しました。
こちらも台湾や中国、シベリア、北海道での調査の内容が詳しく展示してあります。アイヌ民族の研究をしていたこともあり中高生は興味津々でしたが、時間の都合で少ししか見学することができませんでした。
場所を変えて、講義室で松永さんからお話をうかがいました。
今から80年前の空襲は、東京や大阪、広島、長崎だけではなく、全国の都市部にありました。全国民、市民から、戦争を続ける気持ちを奪うために無差別爆撃を行ったのだそうです。そんな全国の画像は、「未来に残す 戦争の記憶」からご覧になれます。
しかし、そもそもは日本が1930年代から中国に侵略し、多くの中国人を殺戮してきたことがきっかけでした。アメリカ軍により無差別に日本人が殺されたことは事実ですが、日本は被害者だけではなく加害者でもある事実も知っておかなければなりません。
こんな悲惨な戦争を絶対にやらないと、日本国憲法には書いてあります。しかし、戦争を体験した人は高齢になり、多くの人が亡くなっている今、若い世代の人たちが博物館に来て学び、「戦争しない、させない」こと、平和を守ることを実践してほしいと話されました。
最後にみんなで意見交換をし、中高生からも家族のことや学習してきたこと、体験などが話されて、第14講を終了しました。
次回は定例講座第15講として、年明け1月17日(土)に島藤さん宅で開催される「人権農業体験・峠スピリッツ」です。お天気のなか、大勢でだいこん掘りやお餅つきができるといいなと思います。新年のあいさつもしたいですしね!
それとその翌日1月18日(日)には、狭山事件の石川早智子さんも帰ってこられて、藍住町総合文化ホールで映画「SAYAMA 見えない手錠を外すまで」が上映されます。早智子さんのお話も聴けます。(13:30~16:30) そちらも行きたいものです!


