4期第16講「みんなでTalk over」 コトバあふれる
2月23日(月祝)、13:30から、徳島県教育会館で第16講「みんなで Talk over」を開催しました。今回は中高生11人、大人4人、計15人での定例講座となりました。
人が本当に自分の伝えたい想いを持ったとき、コトバは次から次へとあふれ、自然とほとばしるということを、体感する回となりました。熱い熱い、私たちを象徴する回でした。
まずはこの機会に、4人からのお話。
中山さんからは、11月に行っていた京都亀岡での会の話と、池田小事件で我が子を亡くした本郷由美子さんからグリーフケアの話。傷ついた人にただ寄り添い、話を聴くことの大切さ。自分はできてきたか、自分にできることをしていけたら、と話されました。
ユイさんからは、県主催の韓国研修に参加した話。県内の高校生25人が、10倍の倍率のなか、韓国に行き研修を受けたそうです。とりわけ印象的だったのは、北朝鮮との国境線DMZ(非武装地帯)の話。日本にいてはなかなか感じることのできない内容でした。
ホノカさんからは、短期留学にオーストラリアに行った話。お国柄の違いや、そこから見えてくる人権感覚、人権意識。まあ日本では見ることのない華やかな写真をたくさん見せてくれました。写真から伝わってくる空気の違いまで感じられました。
ミオさんからは、修学旅行で北海道のウポポイに行っていた話。とにかく時間がなさすぎると、怒りに震えていました(笑)。確かに、踊り以外の見学が30分ではね。それでもチセの中の写真や、アイヌ特有の着物や文化が見られる写真を見ていると、行ったような気分になれました。
そして後半、それぞれから、この1年や年末年始をふりかえっての語り合い。。。
■インフルエンザに罹り、学級閉鎖にもなり大変だった。来期は受験もあるが、四国朝鮮に行ったことがないので行きたいし、受験(北高)も頑張りたい。
■努力とは?休むこともその一つ。休むことは目標から遠ざかるとは限らない。人と比べてしまうと、目標がブレてしまうことがある。あくまでも自分にとって、と考えてほしい。高校に行けば様々な課題研究をすることになるが、自分の眼で見て研究をしてほしい。
■人権にかかわることが増えた1年だった。教科書無償、原爆、SDGs、マララさん、小学校時代は傍観者だったが、3年では発言したいし、受験もトランペットも、全力でやれる1年にしたい。
■高校生になって人脈が広がったし選択肢が増えた。初めての部活に戸惑うこともあった。万博にも行け、すごいと思った。これからも活動していきたいし、高校生活あと2年楽しんでいきたい。
■今回大好きな韓国に行けて勉強になったし、竹島問題も日本でいるときとは全然違う感覚だと分かった。これからも意識をして見ていきたい。
■高校生になり、いろんな人と出会い、高校ってすごいと思った。中学生集会でも、個性について話せたことはいい経験になった。中高生集会にも行き、世界にはいろんな人がいると感じた。11月に一時帰宅していた父が亡くなった。10年前に倒れてから距離を感じていたが、この夏に父と向き合い直しができかけていたのに。けどもう後戻りはできない。できないからこそ、ふりかえっていきたい。
■おじいちゃんの3回忌があった。その妹さんが12月に亡くなったが、その場でやはりおじいちゃんの話が出ていた。もっとおじいちゃんにしておけばよかったと思うことはあるけど、今それは習字かと思う。後悔のないよう、悔いなくこの1年をしっかり頑張りたい。
■先週校内の発表に選ばれた。週明けにはテストもある。来期もここで頑張りたい。
■「コウノドリ」の綾野剛はヤバい。11月に二人目の甥っ子が生まれた。姉も妊娠し赤ちゃんが生まれた。命の大切さを感じる。支えられるところは支えていきたい。
■離婚した両親の父親から連絡があった。「ちょっと会えんか」と。卒業と大学合格の祝いに腕時計をもらった。腕時計には潮の満ち引きや月の満ち欠けの機能がついていた。遠く離れても、ちゃんと成長を見てくれていることを感じた。「恩返し」はできないかもしれないが、「恩送り」はしていきたい。次につなげていくことをしていきたい。
もう、泣けてきて、泣けてきて。。。(ノД`)・゜・。
こんな時間を過ごしたいんです。人権学習で。お父さんが亡くなった話から、命にかかわる語りが重なりました。亡くなっていく命、生まれてくる命。いなくなった父、いなくなった母、いなくなった両親、いろんな家族の形があります。そのことを闇に葬りたくて、表に晒したくなくて、眼を背けたくなることもあります。それでもその命から目を逸らさず、正視し、命とは、生きるとは、と自らに問い、自分の生き方を自ら正そうとする姿に神々しささえ感じました。こんな時間を過ごしたかったのです。こんな時間を過ごしたいのです。
人には欲があります。欲は求めればきりがありません。でも、欲と向き合い、そもそも自分にとっての欲とは何なのかを誠実に考えることではないかと思います。
親が我が子に願うことも、欲を言えばキリがありません。でも究極を言えば、金や地位や名誉ではなく、我が子の純粋に願う幸せが、親の願いではないかと思います。私もそんな人間に少しでも近づけたらと思いました。
次回人権こども塾第17講「4期生卒業式・2025年度閉講式」は3月20日(金祝)13:30~16:30、徳島県教育会館です。
本「石川一雄 短歌に託して」を読んでの塾生の感想お手紙しめきりは、10日後の3月6日です。しっかり読んで、しっかり書いてみてください。
なお次回閉講式が始まる前に、昨年NHKが放送した「誇りうるもの 部落問題の100年」を12:00から同所で視聴します。観てない人、観たい人は、どうぞ積極的に参加してください。
それから閉講式の夜、今回当塾で初めて高校を卒業するカンタさんを見送る送別会を開催したいと思います。この塾を4年間、ずっとリードし続けてくれたカンタさんが徳島を離れるはなむけの場です。関心のある方はご連絡ください。
いよいよ次回ラスト。格別の思いがあふれる回になりそうです。なお5期生・2026年度生、絶賛募集中です。ココでしか学べない人権の世界を、私たちと共有しませんか。(ノД`)・゜・。

