4期第4講「徳島の偉人・賀川豊彦」

いやー、すごかった。本当にすごい!賀川豊彦さんはすごい!

これまで何度も訪れて知っていたつもりになっていましたが、全然分かっていなかった!

見て知ることと、直に聴いて分かることとはまったく違う!

ぜひとも多くの子どもたちや大人にも聴いてほしいし、まだまだ聴いてみたい!と思える研修となりました。

2025年6月1日(日)、人権こども塾第4講「徳島の偉人・賀川豊彦」が、鳴門市の賀川豊彦記念館で行われました。

今回は塾生4人にクルー5人と、少し寂しい研修となりましたが、本当に中身の濃い、充実した学びの場となりました。

まずは講師の反田さんから10分間、賀川さんとの関りが分かるニュース映像。

この記念館は、賀川さんが幼少期から高校(旧制徳島中学校:現城南高校)時代まで徳島で過ごしたときのお気に入りの場所に建てられたそうです。

そして、賀川さんと親戚になる反田さん家族との関係について。

賀川さんの「人間は助け合うことが本来あるべき姿ではないだろうか」との理念。その理念のもとに、平和主義を貫いていた賀川さんは戦時中、香川県豊島に幽閉されていました。この夏に人権こども塾で行く予定の豊島です。そこで「宇宙の目的」などの執筆活動をしていたという家屋も紹介されました。

思えば私の賀川さんとの出会いは、豊島に行ったこと。そこで夏季一泊研修で案内をしていただく石井さんから、豊島と賀川さんとのつながりを知ったこと。そこで中学生集会に行ったことがあるという地元の女子高生とも出会えたこと。豊島の産廃不法投棄事件をもとに書いた「光跡」が解放文学賞で受賞したこと。

他にも、谷村新司さんとの出会いや「ダーツの旅」の出演、これまでの私の不思議な出会いを奇妙な「縁」というならば、それが「宇宙の目的」といえるのかもしれません。導かれたとは思いませんが、誘われてきたのかもしれません。

前半の講話のあと、記念館内の資料を詳しく解説してくれました。そこには展示されておらず、表には出されていないお話もあり、大変関心を引きました。そして、聴けば聴くほどに、本当にすごい人だったということが、ずんずんと分かってきました。

戦前、戦中と、欧米各国が国交を断絶する間、それでも賀川さんは諸外国から絶大な信頼を得ていたといいます。そして関係性を紡ぎ続けてきたというのです。今のEUの原型ともいえる構想も提唱していたそうです。それがノーベル平和賞や文学賞の候補になったゆえんでもあります。

賀川さんは、「人間性」を大変大事にされていたといいます。でもこれはなかなか表面上分かりにくい。まるで海面下に沈む氷山。それにまつわるエピソードも話していただきました。

「下座奉仕」賀川さんが大切にしていた座右の銘。つまり、感謝する気持ちを忘れないこと。返報性の法則。自分を高みにおかず、みんなのために尽くす心。みんなを支える心。その精神は現代になってサーバントリーダーシップとして、リーダーの重要な素養とされるようになったそうです。

そして最後に、「3つの幸せ」についてのお話。

「もらう幸せ・できる幸せ・あげる幸せ」

あげる幸せを実感しているか?との問いに、みんなが答えていきます。

「小さいことならある、プレゼントをあげると喜んでくれる、勉強を教えることで感じられている」

ほかにも、「家庭生活での苦悩、悪口を言わないことの難しさ、これまでの生き様の苦悩、、、」

印象的だったのは、「今日は分厚い本を1冊読んだくらいの内容でした」という塾生の感想でした。まさにその通り!

賀川さんの生き様を学んで私が感じたことは、夢と希望を決して失わなかったということ。あるべき理想を決して見失わなかったということ。なら、自分もまだ頑張れるのではないか、という勇気と元気をもらえた気がしました。

最後に、夏季一泊研修と広島平和研修についての案内をさせてもらいました。

次回第5講は6月14日(土)、人権を語り合う中学生交流集会+'25第3回実行委員会への参加です。13:30から鳴門市人権福祉センターです。広島平和研修の申込書も配ります!次回こそは多くの皆さんの参加を期待しています!