第3回実行委員会・人権こども塾vol5開催!

 6月18日、人権を語り合う中学生交流集会の第3回実行委員会が開かれました。

 藍住中学校、板野中学校、大麻中学校、瀬戸中学校、八万中学校、松茂中学校、人権こども塾から、総勢32人が集まりました。

 今回はまず、「笑顔の渦で優しい世界を描け!!~輝かしい未来に向かって~」のキャッチフレーズに合わせて描かれてきたポスター原画の選定から。

 原画を寄せてきてくださった15人のみなさん、本当にありがとうございました!

 実行委員長・副委員長の進行により、15作品は4作品に。そして2作品へと厳選。最後の決選投票も、僅差という異例の接戦の結果、板野中学校2年生3人による共同作品に決定しました!おめでとうございます。

 つづいては、みんなで語り合い、つながりあう時間。

 松茂中の森口先生から、いくつかの資料が提示されました。

 6月8日の徳島新聞「読者の手紙」に投稿されていた、高校生の文「歴史の繰り返し感じて理解」。

 歴史は繰り返されると言うけれど、それが実感できていなかった歴史の授業。しかし、新型コロナウイルス、ウクライナでの戦争、これらの報道を見るにつけ、この言葉を実感しているというものでした。

 また昨年、鳴門市人権地域フォーラムで登壇した、本会OG「はなちゃん」の映像も紹介されました。部落差別は実際にあり、それを乗り越えた関係性のなかに、真の人間関係があるというお話。

 それにもう一つ。今年の鳴門市人権地域フォーラムに登壇する、これまたOG「みことちゃん」の映像も紹介されました。障がい者差別について、やさしく包み込むような語り。

 たくさん提起された問題を受け、32人が4つのグループに分かれ、話し合います。そして頃合いよく、全体で語り合います。約80分。滞ることなく紡がれていく言葉、紡がれていく心…。

 こんな光景を見ながら思うことは、次回が最後の実行委員会ということ。あとは、リハーサルであり、本番だけだということ。

 言いたいことが溢れてくる。こんなにも中学生は語り合うことができる。思ったことが自由に言え、それが否定されず、受け容れられる社会であり続けられることの大切さ。そんな社会を、絶えず築き続けることができるなら、戦争も、差別も、限りなくゼロに近づけることができるのではないだろうか。

 そんな世界を、優しい世界を、笑顔の渦で、描け!みんな!