「どうする?人権学習」若手教員研修
10月の第1講に続き、11月22日に第2講を実施しました。
前回、第1講では、「人権に語り合う中学生集会に参加しようとする子を!」とか、「義務教育で仕上げる覚悟で!」とか、高いハードルを提示しました。
なぜか?
中学生にも、教員にも、人権学習への意識の低さを感じてきたからです。低くなってきている原因として、学力向上や部活動、生徒指導など、他の教育活動とは「別個のもの」と捉え、「おまけ」と化していると指摘しました。
また、その結果として、どんな子どもになっているかもお話しさせてもらいました。
さて、前回の続きとして今回は、親の価値観として、ワガコト、ヒトゴト、教師目線、の三つの視点について話した後、リアルな現実として、この夏のシンジのとった行動について紹介させてもらいました。それは、彼の娘を守れる環境を、ぜひ「ここ」につくっていってほしい、という私の願いがあるからです。
また、人権学習は徹底的に語り合わせること。語り合う人権学習は、どのようにでも汎化できること。それは、あらゆる授業での自己表現活動が基盤になっていることを話して第2講を終えました。
これで、全スライドのやっと約半分。
6人の若手教員のプレッシャーになりすぎないように気をつけながら、けど、どこかで期待も込めながら、話をさせてもらいました。
すべてが伝わるわけではないのだけれど、大事なことが伝わればと思います。
続きはまたいつか、どこかで。