「おとなのための」人権を語り合う「T-overの会」について報告

  5月2日(日)朝9時半から,「「おとなのための」人権を語り合う「T-overの会」」を,教育会館2階中会議室にて11人で開催しました。
 参加者はそれぞれ,会社員から農業,ホテル員,介護士と多様であり,年齢層も20歳代から40歳代までと様々でした。
 自己紹介のあと,主催者から,今回の会を開いた経緯について話がありました。
「学校という場を卒業すれば,差別問題や人権問題に接する機会はほぼなくなってしまう。たとえ職場の同僚であっても,家族であっても,この問題について詰めて話せてないのではないか。話したいのに話せない。おとなにとっても,人権について話せる場があっていいのでは。世代を越えて,人権をキーワードに繋がれる場があってもいいのではないか」
 これに続いて,「みんなで語り合う人権学習」の原型となる板野中学校の全体学習が始まった経緯について,当時の話がありました。
 そして他の参加者からも,1回10分以内の発言というルールで話が進んでいきました。
 前日,5月1日の徳島新聞に掲載された記事を巡って,家族に自分のルーツをどう伝えればいいのか。娘が小学校で受けてきた部落問題学習を,現代の問題としてどう学び合っていけばいいのか。PTA人権部が,「活動が少ないから」という,逃げ腰な理由で人気があるということへの苦悩。後輩や同僚から聞かされる,結婚差別や差別的なSNSへの書き込み。

 部落差別が見えにくくなったと言われることがありますが,それがここでははっきり見えました。
 言いたいことが言える関係がつくられていかなければいけない。それは部落差別に関わらず,あらゆる人権課題や生活課題がそうです。言いたいことが言える関係がないと,人は知らず知らずのうちに人を傷つけていることに気づかず過ごしてしまいます。そうならないような社会をつくっていくことが,私たちに求められているのではないでしょうか。そのことが突きつけられ,学ばされた2時間半となりました。コロナ禍で様々な学びが少なくなった今だからこそ,貴重な時間となりました。
 今回参加できなかったメンバーが参加できるタイミングを見計らい,今後も不定期に企画していきたいと思います。

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2021年05月02日