鳴門市人権地域フォーラム2022

新型コロナウイルスが再燃するなか、開催が危ぶまれましたが、鳴門市人権地域フォーラムが8月19日に開催されました。

当日は発熱や濃厚接触者ということで、残念ながら参加を見送られた方もおられました。

そんな、中止になってもやむを得ないなかでも、限定的な開催に踏み切られた主催者の方々に本当に感謝したいと思います。

鳴門市教育委員会教育長からのごあいさつを皮切りに、フォーラムはスタートしました。

コーディネーターの森口さんから、一人目である私、吉成の紹介がされます。

冒頭、映画「破戒」の予告編の動画を見ていただき、この映画が現代において持つ意味、学習会が果たしてきた役割の大きさと、現代の教育現場の課題についてお話しさせていただきました。

続いて、二人目佐川さんが紹介されました。

識字学級生と出会うことによって変貌する中学生の姿。人権を語り合う中学生交流集会に参加した生徒が変わる姿。人と出会うことで自分を変えていく中学生についてお話しいただきました。

最後に、三人目佐賀さんが紹介されました。

教育というのは情報を受け取る場。それだけでは上っ面だけになりかねない。その奥にある人の中身を知るトレーニングを、中学生集会のなかでさせてもらっていた。それが今に自分に生きている。

そんなお話をしていただきました。

続いて、フロアとの意見交換。

人権こども塾の活動として参加しているメンバーから、意見や感想が述べられていきます。

中学生の質問に必死に考えて答えようとする大人(私)。ww

人権学習を通して、自分を見つめることを避けていた以前の自分から、少しずつ見つめられるように変わってきたと語るメンバー。

自分で調べた武田信玄の言葉と、今している人権学習とのつながりについて語る中学生。

また、そんな中学生の主体的な語りに驚きと感動を得ながら、エールを返すと共に、これからの自身の実践に生かしていこうと述べる参加者。

最後はパネリストから一言ずつ思いを述べたあと、森口さんから「サライ」についてお話がありました。

みんなで語り合う人権学習がスタートした板野中学校のこと。

佐藤文彦先生や丸岡忠雄さんがかかれた詩「ふるさと」のこと。

「サライ」に寄せられた思いを、スライドショーにのせて見ていただき、フォーラムを終えました。

いつかは、もっと大勢で、多くの人と、場所や世代を越えて、語り合いたいものです。

おそれくはそれは、互いにとって、みんなにとって、最上の学びとなるのだと思います。またね!