人権こども塾vol16「セクシャルマイノリティ」について
1月22日(日)、新年はじめの人権こども塾は、鳴門教育大学の地域連携センター、多目的室で、第16講を開催しました。
今回のテーマは「セクシャルマイノリティ」について。
SAG徳島からメンバーが8人。こども塾の中高生が10人と大人が4人。合計22人と、これまでになく大所帯の回となりました。
まずは「SAG徳島」について、代表の葛西先生からお話を伺いました。不遇の暗黒時代から今に至るまで、長い時間がかかったことがじんわりと伝わってきました。
グランドルールを全員で確認したあと、全体で自己紹介。
「名前と誕生日と好きな食べ物」たったこれだけなのに、これがなかなかに長かった。。。
大人の責任?いやいや、塾生のみなさんも、まあまあよくしゃべってましたよね。そのしゃべりにSAG徳島のメンバーも驚いていました。中高生がこれだけしゃべるのかと。これまでの学びの成果?ですね!
そのあとは、22人が3つのグループに分かれてのグループ対談。
まずはアイスブレーキングとして、頭の上に置いた紙に書かれた内容を、質問しながら言い当てるゲーム。私のグループは、「メイク」と「告白」。まあこれが分からん!
けどどちらも、セクシャルマイノリティにつながるテーマ。そんなあたりから、対談がスタートしていきました。
学校のブラック校則のこと、そのなかにあるジェンダーに関すること。
トイレのこと、混合名簿のこと、制服のこと。
話題になったBL小説や、テレビドラマのこと。
昔からの友達が当事者で、今のような環境がなかった時代、息苦しかったのではないかということ。
そして最後は「○×ゲーム」全7問でしたが、なかなかに難問で、その一つ一つが考えさせられましたね。
「えっ、そんなのあっていいの?」みたいに。
SOGIにしろ、アライにしろ、アセクシャルにしろ、まだまだ学び考えることはたくさんあるようです。
国内には昨今問題になった事件など、違った価値観もあったり、海外に目をやるとアメリカにも別な価値観の大勢力があったり、イスラム圏ではもともと価値観が違っていたりと、まだまだ人類は男性中心の価値観だったりします。
これで会自体は終わりだったのですが、最後に塾生のみんなから、一人一言ずつ感想やら思いを発言していきました。しっかり、堂々と、落ち着いて、自分の思いを述べることができました。
SAG徳島のメンバーは少し年上なのに、ずいぶんと落ち着いてリードしてくれました。しかもフレッシュ!こういう環境はこれまでになかったことで、なかなかに良かったです!(これまでは高齢者が多かった(T-T))
さて次回第17講は、2月25日(土)「移植医療」について、13:30~16:30です。みなさんには徳島県教育会館に来ていただき、お話しになる方とはオンラインで結び、対話的に学びます。お楽しみに!
来る前には、日本臓器移植ネットワーク https://www.jotnw.or.jp で学んでから来てください。「手記・映像ライブラリー」なんかを見るといいかもしれません。
受験生のみなさんは、入試の面接練習?を人権の視点で実施する時間もとれればと思いますので、考えてきてください!
なお、翌2月26日(日)13時にはSAG徳島が、アスティとくしま内ときわホールで、「第10回徳島カラーフリー文化祭」を開催します。ショートムービーや演劇、クイズコーナーなど、楽しい催しが盛りだくさんです。申込〆切は2月19日です。
本年度(1期生)の人権こども塾も、次回と3月の閉講式を残すのみとなりました。2期生の一般募集も2月からスタートします。そちらの登録もよろしく!
にしても、内外いろんなところに人権の仲間がちゃんといることがよく分かって、しみじみ嬉しい気持ちになった、この日の帰り道でした。。。