2期特別編「鳴門教育大学SAG徳島」

12月23日(日)に、人権こども塾では特別編として、鳴門教育大学の葛西先生から要請のあった動画撮影に行ってきました。

これは、全国の教員の新たな学びとしての研修制度を推進するため、文部科学省が推進する、「研修受講履歴記録システム及び教員研修プラットフォーム」に掲載するためだそうです。それに、長年LGBTQ+の問題に取り組まれている葛西先生が選ばれ、動画コンテンツを作成することになったということです。

冬休み始まってすぐの日曜日。あまり見慣れない「大学」という場所に、中学生が足を踏み入れます。

緊張していたところに、大勢のSAG徳島のメンバーが歓待してくれました。

葛西先生から簡単な説明を受けたあと、今回のための「撮影会場」に向かいます。日ごろは、教育大生が授業実践のために使う部屋だそうで、本物の中学校の教室のようでした。

そんな中学校の教室の日常風景から、ストーリーは展開していきます。。。

ストーリー1 性的指向の悩み

放課後の教室で女子生徒が、好きになった相手について、担任の先生に相談をします。。。

ストーリー2 性自認の悩み

保健室で男子生徒が、自分の持つ性について、養護教員に相談をします。。。

実は私は、もっと簡素な撮影かと思っていました。でも実際は、大小3台のカメラが、アングルや遠近を変えて撮るという本格的なもので、細かい演技の指示も入るというものでした。

いつもの日常にない新鮮さもあったと思いますが、それでもメンバーは、持ち前の「やる気」を生かして、懸命に取り組んでいました。そんな姿勢が、大きな自信への積み重ねになっていくのでしょうね。

一方、撮影の終わったメンバーは、SAG徳島のメンバーとグループワークをして楽しく過ごしていました。たくさんのお菓子もいただいて。。。(笑)

日ごろあまり接することのない、ちょっと上のお兄さんやお姉さんと親しく話すことも、貴重な経験になったのではないかと思います。自分の数年後のセルフイメージを持つという意味において。これでまた少し、「人見知り」も克服できたかもしれませんね。

これで今年の人権こども塾のすべての行事が終わりました。本当にあれやこれやと、激動の1年でした。

新年明けると、1月は21日、2月は23日、3月は20日に2期生卒業式・2023年度閉講式と、3回だけとなりました。早いものです。今から日程調整して空けておいてください。

ちなみに、SAG徳島から、2月に開かれるイベントの案内がありました。こども塾の定例会ではありませんが、行ける人で行ってみたい人は、部分的でも構わないので、友達と誘い合わせてぜひ参加してみましょう。

それでは皆さん、よいお年を。。。