2期vol10「在日コリアン問題」

10月7日(土)、人権こども塾は、徳島県総合福祉センターで第10講を開催しました。

今回は「在日コリアン問題・ヘイトスピーチについて」、徳島県教職員組合の冨田真由美さんからお話を伺いました。

今回は追加メンバーを加えた中学生13名と、大人7名、合計20名での開催となりました。

でもまあこれが、大変なことに。。。使えていたオンライン機器が不調で、接続ができなかったり、音が出なかったり。。。せっかくの時間を1時間ほど無駄にしてしまいました(T_T)。結局はスマホでつなぐという。。。難しいですねぇ、オンラインて。

それでも、それぞれの団体の紹介や、22日の交流フェスタで一緒に歌う「レールウェイ」を1回だけ練習しました。この歌詞がまたいい!

「共に築けるはずさ 未来は遠いところにあるものじゃない」

「この列車の行き先は ボクたちが決めるのだから」

当日は大洲南中学校の子たちとも一緒にステージで歌うことになりそうです。

そして、互いを知り合う質問コーナーも、少しだけ時間がとれました。

「どんな行事が楽しいですか?」「給食に郷土料理は出ますか?」「学校の人数はどれくらいですか?」

やっぱり話していくうちに、和んでいきましたね。これは22日が楽しみです。

そして後半は、冨田さんから、今の在日外国人についてのお話でした。現在は中国、ベトナム、韓国・朝鮮の順で多いのだそうです。それに、日本と朝鮮半島との歴史的関係性について。現在の韓流と嫌韓について。日本にいる外国人に対する法制度の状況について。

特に、学校の先生をめざせるようにはなったけど、日本人じゃないから教頭先生や校長先生はなれないって、そんなのおかしいと私は思いました。

他にも、技能実習生として来る外国人に対する日本人の対応の酷さ、冷たさ。「人手不足を補うためではありません」と言いつつも、働く現場の劣悪な環境。また、かつてボートピープルと言われた難民や、その難民を受け入れる制度の問題。他国に比べ、圧倒的に少ない難民受け入れ人数。

今もウクライナから728人が難民として日本にやってきているそうですが、本当に困っている人から目を背けないこと、「共に生きる」ということを、国も含めて、私たち一人一人が真剣に向き合わなければないことが良く伝わってきました。

次回第11講は、いよいよ秋の遠足「四国朝鮮学校交流フェスタ」です!今回のオンライン交流や学びをもとに、実際に行って、交流して、かかわって、本当の姿を感じてきましょう。3F(ファッション・フード・フェスティバル)のすべてを体感してきましょう!

行き帰りのバスでは学習したり交流したりします。そのときに観ようと思っているDVDを、前回講師の中山さんが持ってきてくれました。「ホームタウン」という、在日コリアンがテーマのドラマです。それを家に帰ってから観ました。これがまた良くて……。涙涙で……。22日の行きのバスで観てください!

せっかくの貴重な機会です。受け身ではなく、自分からどしどし声をかけていきましょう。自校のいつもの友達で固まってしまうのではなく、他校の友達と仲良くなって帰ってきましょうね!