2023年度第2回実行委員会・人権こども塾vol3開催!

これは、とんでもないことになりそうです。。。

2023年5月27日、鳴門市人権福祉センターにおいて、人権を語り合う中学生交流集会+'23第2回実行委員会が開かれました。

参加中高生は34人、教員などは12人、参加校数は12校での開催でした!

まずは、簡単な自己紹介。とはいえ、これが終わったのが、始まって35分後でしたから、相当みんなよくしゃべります。(笑)

自己紹介に続いて、今回のメインイベントの一つ、2023年度の実行委員長と副委員長を決める場面。

副委員長には、松茂中から3人、瀬戸中から2人、板野中から1人の、計6人が立候補をしました。

実行委員長には、松茂中から4人、板野中から2人の、計6人が立候補をしました。

それぞれに決意のメッセージが述べられ、合計12人全員が、満場一致の拍手で信任されました。

そして、実行委員長の初の仕事は、今年度のキャッチフレーズ選定。

寄せられた応募作品は、33作品。ご応募いただいた皆さん、ありがとうございました。

自分が推す作品に手を挙げてもらうのですが、なかなかに票が割れます。

1段階、2段階、と選考はされ、決選投票として、瀬戸中学校1年生の作品が選ばれました!

「1つの言葉で変わる 1つの行動で変わる ~前に進むその一歩が 私たちの未来だ!~」

おめでとうございます!まるで、参加する皆さんの大きな一歩が見えてくるようです。

休憩のあと、松茂中森口先生から、みんなで語り合う人権学習を体験してきた中学生について、映像を交えながらお話がありました。

北島中学校勤務時代の女子生徒の人権作文発表。中1生の発言。そして、自分の生き方が変わり、人生を変えていった男子生徒のお話や映像。そのすべてが事実であり、私たちの生き方の可能性が開かれていくことを示してくれるようでした。

そんなお話を受けて、6つのグループに分かれてのグループ討議となります。

まずは自己紹介から始まり、それぞれに話をしていきますが、見ていると、聴いていると、どうやらどこのグループも、ディープでヘビーな話になっているようでした。

森口先生が紹介してくれた中学生の生き様を受けて、それぞれが、「自分」を語っているように思えました。「自分の家族」を語っているようでした。

それぞれのグループがつくる雰囲気が、そう感じさせてくれました。

冒頭に、とんでもないことになりそうです、と書きましたが、この後の話し合いが段違いにすごいものとなりました。

「3人いる父」を通して、家族のありようを問うた、最初の発言。変わる名字。人の幸せを決めつけないで、という訴え。

少人数の小学校で過ごしてきた自分にとって、今でもみんなが家族のよう。

「男でしょ」「女でしょ」への違和感。オレ、ボク、オレ、ジブンと、年齢とともに変化する自称の言葉。感じる違和感。

これまで2度取り組んだヘアドネーション。男子用の制服を着て登校できるようになった女友達へのよろこび。当たり前に父母がいること、返してくれる言葉があることのあたたかさ。

そして高校生からは、①もやもやしたことがあればココに来てほしい ②ココで作ったつながりを大切にしてほしい ③可能であれば発表してほしい・意思表示してほしい、とのメッセージ。

第2回実行委員会の段階で、これほどの「自分を語る」場面は、28年間で記憶にありません。

まだ2回目です。なのにまるで、押さえようのない大きな流れが堰を越え、力強く流れはじめたかのようでした。これは本大会、とんでもないことになることしか想像できません。

結局、全体の話し合いだけで、予定の16時半を過ぎてしまいました。

したがって、「本大会の日程(中身)について」は一瞬で。「これからの取り組みについて」も、ポスター原画の募集と人権意見発表のことだけ言って、あとは、映画「すずめの戸締り」の最後のセリフの話と、「私の幸せを決めるのは誰?」の話をして終了させてもらいました。

もっともっと時間があったら…と思いました。それだけ、参加した皆さんのパワーが凄かった。次回は、全体で語り合う時間をもっとたくさんとるように考えたいと思います。

次回は6月24日(土)です。どうぞ皆さんご参加ください。学校を通さない個人の参加も大歓迎です。

次回の ご案内・申込書PDF です。よろしくお願いします。

もうすでに本大会に向けた心の準備は、十分できているようです。あとは…一期一会。この出会いを大切に、この時間を大切にしましょう。私たちの時は無限ではなく、有限なのですから。